子供のトマト嫌いがなくなった!真っ赤じゃなくても美味しいトマト

51トマト

近所のママ友がお買い物からにこにこ顔で帰ってきたので、なにか良いことがあったの?と聞くと、完熟トマトがとってもお買い得になってたのっと見るからに真っ赤で美味しそうなトマトを見せてくれました。でも翌日、がっかり顔で「あのトマト、切ってみたら中が緑色で固かったの。味もパッとしなくてなんか損した気分。」と言っていました。

昔のトマトって皮が厚くて酸っぱくて、今より甘みが少なかった気がします。子供の頃はトマトの皮をむいて砂糖をかけて食べてました。それが最近のトマトは皮も真っ赤でうすく、甘みも増しておいしくなったなあと思っていました。

家庭菜園が趣味の父が、トマト大好きな次男のために、私たちが帰省する夏休みに合わせてトマトを栽培してくれていて、毎年夏休みはおいしいトマト三昧になります。真っ赤になるまで枝になっているトマトをもいで食べるのですから、正真正銘の「完熟トマト」。美味しいわけです。

トマト嫌いだった三男も、美味しいのと、自分でもぐのが楽しくてトマトを食べるようになりました。その後、給食のトマト(近所のトマト農家のトマトで、畑に見学に行きました)とらでぃっしゅぼーやのトマトは食べられるようになり、徐々に守備範囲を増やしています。やっぱり畑を見たり自分でもいだりすると、食べてみようかなっという気になるのですね。

さて完熟トマトの話。お店で売っているトマトは、もいでから日が経っているので、どれも私たち消費者がイメージする完熟(枝で熟したトマト)ではなく、青いうちに収穫して追熟させてから店頭に並んでいるものです。赤いから美味しいかというと、どうやらそうではないらしいのです。

先日パレットにはいってきた「農産かわらばん」にこんなことが書いてありました。トマトの甘味は青い時点でほぼ決まっているので、真っ赤にしてもあまり変わらない。酸味となるビタミンCやクエン酸・りんご酸は赤くなると減っていく。トマトの美味しさは甘み、酸味などのバランスで決まるので、赤いから美味しいとは限らず、逆に味のうすいトマトになることもあるそうです。トマトは酸味が少なければ美味しい訳じゃないんですね。

最近のトマトは、真っ赤になっても硬く、味もいまいちな品種が増えてきたそうです。これは真っ赤なトマトを好む消費者に、赤くなっても硬く流通に耐えられるような品種のほうが、本当に美味しい品種よりもよく売れるからなんですね。消費者がよく知らないせいで、まずいトマトを買わされているのかも知れません。ピーマンちぐさの時も感じましたが、消費者のちょっとした好みで美味しい品種が出まわらなくなるのはとても残念です。

51トマトサラダ

らでぃっしゅぼーやのぱれっとで届くトマトの中には、あまり色味のよくないトマトもあります。でも食べてみるとくっきりした酸味と甘みで、しっかりトマトの味を主張
しているように思います。酸味の苦手な三男は、酸っぱめのトマトも「クリームチーズとトマトのフレンチドレッシング和え」にすると、なんか甘くなったと言って喜んで食べます。ドレッシングの酢のせいでトマトの酸味が気にならなくなるのかも知れません。

トマトも人間も、見た目で判断しちゃいけないですね。青くても、家で追熟させて好みの色にすればいいんだ。それよりも、味の濃いトマトを信頼できるところで買うようにしようっと。

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