「エコキッチン倶楽部」でキッチンでもリサイクル

息子が学校の宿題で、おうちからでるごみの調査を始めました。リサイクルに出すものは含まず、燃やせるゴミ、燃やせないゴミとして出すごみの種類を1週間調べて表にするものです。

調査の結果、我が家で一番多いのは紙ごみでした。ティッシュペーパーや汚れてリサイクルに出せない紙などです。2位がプラスチック。

これも汚れてリサイクルできないものや生ごみなどをいれるビニール袋、壊れたプラスチック製品などでした。3位が生ごみ。ではよそのお宅はどうかというと、京都市の例では1位が生ごみ、2位が僅差で紙ごみ、3位プラスチックになっています。

我が家の生ごみが少ないのには、理由があります。なぜなら、うちの生ごみは捨てずに肥料になるからです。しかも我が家の家庭菜園だけでなく、らでぃっしゅぼーやのプロの契約農家の肥料になるのです。

うちの地域のごみが有料化になった10年ほど前、たまたまらでぃっしゅぼーやのチラシで生ごみ処理機と「エコキッチン倶楽部」を知りました。

エコキッチン倶楽部とは、らでぃっしゅぼーやの生ごみリサイクルシステムの名称で、各家庭の生ごみ処理機で処理した生ごみを、週1回の配達の際にらでぃっしゅぼーやで回収し、農家の方々にお渡しして肥料として役立ててもらう取り組みです。

有機栽培、いわゆる無農薬栽培と呼ばれるらでぃっしゅぼーや契約農家の栽培方法では、合成化学肥料ではなく昔ながらのたい肥や油粕などから肥料を作っています。

肥料の原料にする野菜くずも、化学肥料を使って作られていては意味がありません。そこで農家の方たちが目を付けたのが、らでぃっしゅぼーやの会員さんたちです。

会員さんのお宅なら、普段から食べ物に気をつけているので、生ごみも有機栽培で作られた野菜や食材がほとんどで、肥料の原料としてもとても安心安全と言えます。

農家の方たちにとっては安全な肥料原料が手に入り、会員さんたちにとってもごみの減量ができ、しかも自分たちの食べる野菜の栄養になる、まさに1石3鳥のナイスアイディアなのです。

このシステムを知ったとき「これだ!」と思い、さっそく生ごみ処理機を購入しエコキッチン倶楽部に入りました。

始めてみると、生ごみは減るし生ごみのにおいも減るし、処理した生ごみを回収してくれるので手間もほとんどない。なにより、いままでゴミとして捨てていた栄養分を、またおいしい野菜の栄養として再利用していると思うと、いつもおいしいらでぃっしゅぼーやの野菜たちがより一層おいしく感じられるようになりました。

本当にすばらしいシステムだと思います。

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