緑のダリア、たー菜は炒め物がおいしい

16ター菜

季節が秋から冬に移っていく時期、らでぃっしゅぼーやのお任せ詰め合わせ野菜ボックス「ぱれっと」の中身がさみしくなることがあります。いわゆる「端境期(はざかいき)」で、ちょうど秋の野菜から冬の野菜へ切り替わる頃です。

ぱれっとは1年を通して畑任せの旬のお野菜をいろいろ詰合せて1箱届くので、中身が多いときも少ないときもあります。

多いときはぱれっとの箱がいつもよりワンサイズ大きくなったり、いつもなら白菜半分のところが豊作だと1個そのままはいっていたりします。逆に少ないこともあります。まあ、畑任せなので、多少の増減はしかたありません。

そんな端境期に入ってくる緑のお花のような野菜が「たー菜」です。まるでダリアの花の花びらのように、緑の葉が真ん中から外側に向かって何枚も丸く広がっています。

たー菜は白菜やチンゲン菜の仲間で、暖かい季節は小ぶりの白菜ぐらいの大きさで葉はみんな上を向いてまとまっているのですが、寒い時期は地面に張り付いて広がったような形をしています。

端境期のちょっと軽いぱれっとのフタを開けると、箱の真ん中に縦幅いっぱいにまあるく緑のお花が咲いたように、たー菜が入っています。まるでパレットを大きなダリアのお花で飾っているようで、思わず笑顔になります。

たー菜の葉は濃い緑色で少し縮れていて、茎の部分はまっすくでうすい黄緑色をしています。暖かい時期のたー菜はスーパーでも目にしますが、このらでぃっしゅぼーやで届く寒い時期のたー菜はあまり目にした記憶がありません。

きっとぱあっと広がった葉が場所を取って、スーパーでは並べるのもままならないせいでしょう。

ぱれっとについてくる「本日のメニュー」によると、たー菜はあくがなく、下ゆでせずに使えて、ゆでても炒めても美味しくいただけます。火の通りも早いので軽くゆでておひたしにしたり、外側の葉を数枚ちぎってざくざく刻んでみそ汁の具や、揚げと一緒に煮びたしなど、普通の青菜のようになんにでも使えて使い勝手がとてもよいです。

16ター菜炒め

でも一番おススメの食べ方は、なんどいっても「炒めもの。」熱をかけても色が変わらずきれいな緑色で、しかもくたくたにならずにボリュームがでます。チンゲン菜のような淡白な味で、他の具の味を引き立ててくれます。

私のお気に入りは、「たー菜のベーコン炒め」です。たー菜は外側の葉をぐるり1周か2周分ちぎって3等分に切り、ブロックベーコンを5mmくらいの幅に切ります。熱したフライパンにベーコンを入れ、焼き色がついたらたー菜を投入、たー菜がやや濃い色になったら塩、こしょうで味付けして完成です。お好みでニンジンや玉ねぎを入れたり、しょうゆをちょっとたらすと、また違った味が楽しめます。

緑のダリアをお試しあれ。

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