らでぃっしゅぼーやのお野菜おまかせ「ぱれっと」に、珍しく山菜が入ってきました。その名も「こごみ」。こごみは本当の名前ではなくて通称なのだそうです。まだ開かない葉が丸まってかがんでいるように見えるので、こう呼ばれています。本名は「草蘇鉄(くさそてつ)」です。でも、ぱっと見はわらびやぜんまいのようです。どう違うのかな?ぱれっとについてきた説明書きには、「山菜のほとんどはアク抜きが必要ですが、こごみはアクがないので、さっとゆでるだけでお召し上がりいただけます」とあります。わらびやぜんまいはアク抜きしないと食べられないけど、こごみはアク抜き不要ですって!それは嬉しい。アク抜きって時間がかかるし水洗いとかいろいろ手間がかかって大変ですよね。前の晩から準備しないと料理できなかったりするし。忙しい夕食時、できれば下ごしらえをしないで素早くお料理したいものです。
こごみの見た目はわらびより茎が太く短く、鮮やかな緑色です。丸まった葉っぱがわやびやぜんまいより大きめで、ぜんまいのような毛に覆われていないので、ひとつひとつの葉っぱがよく見えます。鱗片と言ってところどころに削った鰹節のような茶色い薄いひらひらしたものがついていて、これは水洗いして取り除いてから調理します。
こごみで食べられる部分は若い葉の芽の部分なのですが、成長が早く、1週間位で葉っぱが開ききってしまいます。だから、収穫の時期がとても短いそうです。らでぃっしゅぼーやの配達は週1回しかないので、タイミングが外れるとこごみが入ってこないところですね。食べ頃のものを選んで収穫してくださっているのでしょう、ご自分の畑の作物も山菜もまめに見まわってくださっている生産者の方には本当に感謝です。
さて、こごみのおすすめの料理法は、おひたし、胡麻和え、くるみ和えなど青菜と同じような調理が向いているようです。我が家はごまマヨ和えにしました。こごみを3センチくらいの長さに切り軽く塩ゆでして、ごま、マヨネーズ、醤油ちょっとと和えます。こごみは茹でると少しぬめりが出るので、ごまマヨがちょっととろっとした感じになります。さてそのお味ですが、葉の部分はクセがなく柔らかい、「まるでほうれん草みたい(ほうれん草好きな息子の感想です)」に美味しかったです。茎の部分は歯ごたえがあってマヨネーズのこってり感に負けない美味しさでした。
調べてみると、こごみはわらびやぜんまいよりもよく見つかる山菜のようです。知らなかった。もしかしてこの近所にも生えてるかしら。水辺に固まって生えているようなので、お散歩のときに気をつけてみておこうっと。