野菜売り場に行くとよく目にするんだけど、自分ではなかなか買おうと思わない野菜、かぶは私にとってそんな野菜です。かかさず買い置きする常備野菜のじゃがいも、玉ねぎ、にんじん、大根なんかに比べ、いまいち主役になりきれない脇役顔、ですよね。らでぃっしゅぼーやのぱれっとに入ってこなければ、なかなか食べる機会が無かったかもしれません。
でも使ってみると意外に手軽でおいしいのです。かぶは大根のように苦くないし、もともとそんなに硬くないからゆで時間も短くていいし、もちろん生でも食べられるし。欠点はちょっとスジっぽいことかな。スジは縦方向に入っているので、カブを切る時はスジを断ち切る方向に薄切りにして使うと、すじが気にならなくなるようです。
おすすめは生のまま、切るだけでできる「浅漬け」。かぶの皮をむいて適当にいちょう切りにしてビニール袋にいれ、塩や塩昆布をいれて袋の上からよく揉んでから、しばらく置いておけば、美味しい浅漬けの出来上がりです。かぶだけでなく、きゅうりやニンジンを入れると、彩りキレイな1品になります。夏なら生姜の千切りを一緒に漬けておけば、さっぱりと食べられますね。切るだけなので、忙しい朝のお弁当作りにも活躍します。スキマおかずにおすすめですよ。お弁当に入れる時は、ペーパータオルで水気をしっかりとってから弁当箱に詰めるとよいみたいです。
大根のように辛味がないので、子供向けに大根おろし代わりに「カブおろし」として使うことも出来ます。豚肉を焼いてカブおろしを乗っけてポン酢でいただいたり、納豆にカブおろしを入れると粘りがマイルドになって納豆が苦手な子供も美味しく食べられます。
また、カブは洋風のスープにもよく合います。じゃがいも、にんじん、いんげん、キャベツなど、野菜室に中途半端に残った野菜たちと一緒に煮て、かぶとベーコン少しと粉末コンソメスープをいれて更に煮て、最後に塩、こしょうで味を整えれば出来上がりです。ベーコンのかわりにソーセージを入れても美味しいですよ。
かぶは葉っぱもやわらかくて美味しいです。くせがなく、なんにでも合います。カブの葉っぱは次男が飼っているウサギさんの大好物で、にんじんやキャベツ、小松菜などと並べておくと、必ずカブの葉っぱに飛んできてむしゃむしゃ食べています。ぱれっとに入ってくるカブの葉っぱはウサギさんが食べ尽くしてしまうので、なかなか人間の口には入らないのですが、もちろん人間にとっても美味しいですよ。炒めても良し、味噌汁の具にもおひたしにも、何にでも使えてなかなか重宝します。
いままであまり買う気の起こらなかったカブですが、らでぃっしゅぼーやのぱれっとに入ってくるおかげで、いろいろな食べ方ができるようになりました。馴染みのない野菜たちとの出会いも楽しい「ぱれっと」です。