根菜の定番といえば、ごぼう。食物繊維もたっぷりでお腹に良い食材、でも小さい子供には固くて食べにくくて不人気ですよね。らでぃっしゅぼーやのぱれっとにも、ごぼうはよくはいってきます。
一口にごぼうといってもいろいろな種類があるようで、細いの、太いの、アクの少ないサラダごぼうなどいろいろ届きます。
先日届いたごぼうは、見た目は普通のごぼうですが、「常識をこえた粘度畑ごぼう」だそうです。ごぼうにそれられていた説明書きには、キメの細かい粘土質の畑で、乳酸菌や酵母菌などの入った肥料で栽培し、やわらかく風味の良いごぼう、と書いてありました。
なるほど、ついている泥が心なしかなめらかな感じがします。でも粘土質の畑だと、長いごぼうを掘り出すのに苦労しそう。
そういえば北海道の方言でダダをこねることを「ごんぼ(ごぼう)掘る」というくらい、ごぼう掘りはダダをこねたくなるほど重労働のようです。普通の土の畑でもそれだけ大変なのに、粘土質の畑だと土の中から引き抜くのに余計に力が要りそう。農家の方々、ご苦労さまです。
ごぼうは泥を洗い流したり皮を剥いたりするのがちょっと面倒です。
流しの中に泥が飛んだりするので、先にちゃんと流しを片付けて…なんて考えてると、今日はごぼうはなしでもいっか、と敬遠しちゃうのは私だけかしら。だから一度にできるだけたくさん作るようにしています。
きんぴらごぼうなんかは日持ちがするので、まとめて作っておくとしばらく楽しめます。お弁当のおかずにもピッタリ。市販のきんぴらごぼうは唐辛子が入っていたりしてけっこう辛いのですが、我が家で作るときは辛くはしないで甘くして、子どもたちが喜ぶ味付けにします。
ごぼうは縦に繊維が走っているので、斜め切りにするとやわらかくなり子供にも食べやすくなるようです。なので、きんぴらごぼうを作るときは、縦長には切らずに斜め切りにしてから細切りにします。
固いと食べにくいので、ニンジンとごぼうを軽く炒めたら水を入れ蓋をしてしばし蒸し焼き。これでずいぶん柔らかく食べやすくなります。ちなみに、「粘度畑ごぼう」は蒸し焼きにしなくてもやわらかかったです。
他によく食べるごぼう料理といえば、サラダ。子供って、自分の手に持って食べるとけっこう喜んで食べてくれるので、持ちやすい大きさに切って柔らかくゆで、ニンジンやきゅうりと一緒にディップにつけて食べるもの良いですね。
ごぼうの先のほうの細いやわらかい部分を使うと、スティック状に切ってもやわらかくてちょうどいいですよ。ディップはマヨネーズや甘味噌などなんでもOKです。我が家はマヨネーズにごまとお醤油をちょぴっといれたディップが人気です。
農家の方が苦労して工夫して育ててくれたごぼう、感謝しながらおいしくいただきたいですね。